浦和レッズの初代監督から歴代監督をまとめました。
森孝慈

- 読み方:もり たかじ
- 生年月日:1943年11月24日
- 就任:1992年~1993年
- 就任年齢:49歳
浦和レッズの初代監督です。
三菱重工サッカー部の部長兼監督を務め、浦和レッズの立ち上げに携わったため、「浦和レッズの父」や「浦和の親父」とも呼ばれています。
後に2002年~2005年までクラブのGMを努め、黄金期を作りました。
横山謙三

- 読み方:よこやま けんぞう
- 生年月日:1943年1月21日
【1期目】
- 就任:1994年
- 就任年齢:50歳
【2期目】
- 就任:2000年10月~2000年12月
- 就任年齢:56歳
ホルガー・オジェック

- 就任:1995年~1996年、2007年~2008年3月
- 生年月日:1948年8月31日
- 国籍:ドイツ
【1期目】
- 就任:1995年~1996年
- 就任年齢:47歳
【2期目】
- 就任:2007年~2008年3月16日
- 就任年齢:58歳
- 獲得タイトル:ACL(AFCチャンピオンズリーグ)優勝 (2007年)
2年連続最下位だったクラブを立て直し、1995年の1stステージ(サントリーシリーズ)で3位になり、福田正博が日本人初のJリーグ得点王なりました。
後に2007年に再び監督に就任します。
ホルスト・ケッペル

- 就任:1997年
- 生年月日:1948年5月17日
- 就任年齢:48歳
- 国籍:ドイツ
原博実

- 就任:1998年~1999年8月
- 読み方:はら ひろみ
- 生年月日:1958年10月19日
- 就任年齢:39歳
1998年2ndステージでは3位になりましたが、1999年1stステージでは13位となり、1stステージ終了後に解任されました。
ア・デモス

- 就任:1999年8月~1999年12月
- 生年月日:1947年3月27日
- 就任年齢:51歳
- 国籍:オランダ
1999年1stステージ終了後、成績不振のため解任された原博実の後任として就任します。
しかし、クラブを立て直すことができず、J2に降格し、2ndステージ終了後に辞任しました。
吉田靖

- 就任:1999年12月
- 読み方:よしだ やすし
- 生年月日:1960年8月9日
- 就任年齢:38歳
ア・デモスが辞任し、1999年の天皇杯の間だけ吉田靖が監督となりました。
2013年に浦和レッズレディースの監督に就任します。
斉藤和夫

- 就任:2000年
- 読み方:さいとう かずお
- 生年月日:1951年7月27日
- 就任年齢:48歳
J2で首位を維持していましたが、中盤から首位から転落し、GMだった横山謙三が総監督となります。
横山謙三(2期目)

- 読み方:よこやま けんぞう
- 生年月日:1943年1月21日
【1期目】
- 就任:1994年
- 就任年齢:50歳
【2期目】
- 就任:2000年10月~2000年12月
- 就任年齢:56歳
2000年のリーグ終盤にGMだった横山謙三が総監督となります。
3位との勝点1差の2位で終え、J1に復帰しました。
チッタ

- 就任:2001年~2001年9月
- 生年月日:1958年4月1日
- 就任年齢:42歳
- 国籍:ブラジル
クラグ初の南米人監督です。
ブラジル人選手も補強し、ブラジル流のサッカーに転向しました。
2ndステージは調子が上がらず、辞任しました。
ピッタ

- 就任:2001年9月~2001年12月
- 生年月日:1958年8月4日
- 就任年齢:42歳
- 国籍:ブラジル
チッタの解任を受け、コーチだったピッタが監督に就任しました。
リーグ終盤を立て直し、J1を残留しました。
ハンス・オフト

- 就任:2002年~2003年
- 生年月日:1947年6月27日
- 就任年齢:54歳
- 国籍:オランダ
- 獲得タイトル:ヤマザキナビスコカップ (2003年)
「3年計画」を掲げ、3バックの堅い守備を中心とする基礎を固め、
エメルソンと田中達也のスピードのあるFWを起用し、クラブ黄金期のスタイルである「堅守速攻」の土台を作りました。
坪井慶介・平川忠亮・田中達也・鈴木啓太・長谷部誠といった若手選手を成長させました。
2002年は12戦負け無し、2ndステージでは首位に立ち、ナビスコカップの決勝に進みます。タイトルは取れませんでしたが、成長の可能性を感じさせました。
2003年はナビスコカップを優勝し、クラブの初タイトルと獲りました。しかし、ナビスコカップ決勝後の記者会見で辞意を発表しました。
ギド・ブッフバルト

- 就任:2004年~2006年
- 生年月日:1961年1月24日
- 就任年齢:42歳
- 国籍:ドイツ
- 獲得タイトル:2ndステージ優勝(2004年)、天皇杯優勝(2005年・2006年)、FUJI XEROX SUPER CUP(2006年)、Jリーグ年間優勝(2006年)
2004年、OB選手であるギド・ブッフバルトが監督に就任しました。
2004年はJリーグ2ndステージ優勝。2005年は天皇杯を優勝。
2006年は念願のJリーグを初制覇し、クラブの黄金期を作りました。
しかし、家庭の事情で退団することになりました。
ホルガー・オジェック(2期目)

- 生年月日:1948年8月31日
- 国籍:ドイツ
【1期目】
- 就任:1995年~1996年
- 就任年齢:47歳
【2期目】
- 就任:2007年~2008年3月16日
- 就任年齢:58歳
- 獲得タイトル:ACL(AFCチャンピオンズリーグ)優勝 (2007年)
2007年ホルガー・オジェックが再び監督に就任します。
ACL(AFCチャンピオンズリーグ)を初出場で初制覇しました。
Jリーグでは首位をキープしていましたが終盤は勝つことができず、2位になります。
2008年は続投となりましたが、2007年の終盤から選手からの戦術批判もあり、 2008年シーズンは開幕2連敗で、たった2試合で解任となりました。
ゲルト・エンゲルス

- 就任:2008年3月16日~2008年12月
- 生年月日:1957年4月26日
- 就任年齢:50歳
- 国籍:ドイツ
ホルガー・オジェックの解任を受け、コーチだったゲルト・エンゲルスが監督に就任しました。
序盤に一度は首位になりますが、その後は低迷し、最終的には7位になりました。
ACLは準決勝で敗れ、翌日には大原サッカー場には「ゲルト、ずっと言いたかった、マジ無理」の横断幕が出されました。
2年契約でしたが、続投とならず2008年シーズン終了をもって解任となりました。
フォルカー・フィンケ

- 就任:2009年~2010年
- 生年月日:1948年3月24日
- 就任年齢:60歳
- 国籍:ドイツ
これまでの浦和レッズは堅守速攻だったスタイルでしたが、 フィンケはポゼッションサッカーのスタイルに変更しました。
原口元気や山田直輝などの下部組織(ユース)出身の若手選手を積極的に起用し、世代交代をさせました。
2009年も2010年の序盤は首位になりましたが、最中的には中位となり、契約更新はなりませんでした。
ゼリコ・ペトロビッチ

- 就任:2011年~2011年10月20日
- 生年月日:1965年11月13日
- 就任年齢:45歳
- 国籍:モンテネグロ
2011年、OB選手であるゼリコ・ペトロビッチが監督に就任しました。
サッカースタイルはサイドのウイングを起点とするオランダサッカーであり、 ウィンガーの原口元気は活きました。
ナビスコカップは決勝に進みましたが、リーグ戦では勝点を積み重ねることはできず、降格圏まで落ちます。
Jリーグ第29節の大宮に0-3で負けた試合で2011年シーズン限りでの辞意を表明。翌週(ナビスコカップ決勝前)に解任が発表されました。
堀孝史

- 読み方:ほり たかふみ
- 生年月日:1967年9月10日
【1期目】
- 就任:2011年10月20日~2011年12月
- 就任年齢:43歳
【2期目】
- 就任:2017年7月30日~2018年4月2日
- 就任年齢:49歳
- 獲得タイトル:ACL(AFCチャンピオンズリーグ)優勝 (2017年)、スルガ銀行チャンピオンシップ優勝 (2017年)
ゼリコ・ペトロビッチの解任を受け、OB選手であり当時ユースの監督だった堀孝史が監督に就任しました。
浦和レッズユース監督時代から採用していた4-1-4-1に変更。
就任時はJ2降格圏でしたが、チームを立て直しJ1残留を達成しました。
ミハイロ・ペトロヴィッチ(ミシャ)

- 就任:2012年~2017年7月30日
- 生年月日:1957年10月18日
- 就任年齢:54歳
- 国籍:オーストリア、セルビア(セルビア出身)
- 獲得タイトル:1stステージ優勝(2015年)、2ndステージ優勝(2016年)、ルヴァンカップ優勝(2016年)
成績
J1リーグ | 103勝41分46敗 |
---|---|
カップ戦 | 16勝3分7敗 |
天皇杯 | 9勝5敗 |
ACL | 12勝5分11敗 |
ミハイロ・ペトロヴィッチはクラブ最長の5年半の間、監督を務めました。
クラブ最長、クラブ最多勝点の監督です。
「ミシャ」の愛称で親しまれてました。
古巣のサンフレッチェ広島で指導した選手を多く獲得し、通称「ミシャ式」と呼ばれる徹底した戦術のポゼッションサッカーを浸透させました。
しかし2017年7月末、8位まで転落し、解任されます。
ミハイロ・ペトロヴィッチの戦術については以下の記事にまとめました。
堀孝史(2期目)

- 読み方:ほり たかふみ
- 生年月日:1967年9月10日
【1期目】
- 就任:2011年10月20日~2011年12月
- 就任年齢:43歳
【2期目】
- 就任:2017年7月30日~2018年4月2日
- 就任年齢:49歳
- 獲得タイトル:ACL(AFCチャンピオンズリーグ)優勝 (2017年)、スルガ銀行チャンピオンシップ優勝 (2017年)
ミハイロ・ペトロヴィッチの解任を受け、OB選手であり当時コーチだった堀孝史が2回目の監督に就任しました。
「ミシャ式」と呼ばれるシステムから、堀孝史がユース監督時代に採用していた4-1-4-1のフォーメーションに変更しました。
ACL(AFCチャンピオンズリーグ)を制覇し、AFC最優秀監督賞を受賞しました。
ACLを制覇したこともあり2018年も続投となりましたが、リーグ戦は5試合未勝利で解任となりました。
大槻毅

- 読み方:おおつき つよし
- 生年月日:1972年12月1日
【1期目】
- 就任:2018年4月2日~2018年4月21日
- 就任年齢:45歳
【2期目】
- 就任:2019年5月29日~2020年12月
- 就任年齢:46歳
堀孝史の解任を受け、次の監督が見つかるまで大槻毅が暫定的に監督に就任しました。
ミハイロ・ペトロヴィッチ時代の3バックに戻し、公式戦6試合を無敗で終え、オリヴェイラに引き継ぎました。
ネット上ではスーツにオールバックという格好から「組長」や「アウトレイジ」と呼ばれ話題になりました。
オズワルド・オリヴェイラ

- 就任:2018年4月22日~2019年5月28日
- 生年月日:1950年12月5日
- 就任年齢:67歳
- 国籍:ブラジル
- 獲得タイトル:天皇杯優勝(2018年)
2018年4月19日、かつて鹿島アントラーズで3連覇を達成したオズワルド・オリヴェイラが監督に就任することが発表されました。
シーズンの途中から就任ですが、カウンターとセットプレーでチームを立て直し、天皇杯を制覇しました。
しかし、2019年5月、リーグ戦4連敗で解任。
4バックへの移行中で、まだ可能性も捨てきれてない状況であったため、サポーターも望まない解任となりました。
大槻毅(2期目)

- 読み方:おおつき つよし
- 生年月日:1972年12月1日
【1期目】
- 就任:2018年4月2日~2018年4月21日
- 就任年齢:45歳
【2期目】
- 就任:2019年5月29日~2020年12月
- 就任年齢:46歳
オズワルド・オリヴェイラの解任を受け、大槻毅が2回目の監督に就任しました。
ACLは決勝に進みましたが準優勝。リーグ戦は残留争いとなりオリヴェイラ以上のパフォーマンスは出せませんでしたが、契約更新となり2020年シーズンも続投となりました。
2020年はリーグ戦10位となり、契約更新になりませんでした。
リカルド・ロドリゲス
- 就任:2021年~
- 生年月日:1974年4月3日
- 就任年齢:46歳
- 国籍:スペイン
2020年12月22日、徳島ヴォルティスで監督をしていたリカルド・ロドリゲスが監督に就任することが発表されました。
以上が浦和レッズの歴代監督でした。