Jリーグ公式サイトのアーキテクチャを調べてみた
Jリーグ公式サイトが2015年2月1日にドメインごと変更し、ホームページをリニューアルしました。
職業柄、このwebサイトがサーバやプログラミング言語など、どのような技術が使われているか気になったので、調べてみました。
調べ方
Wappalyzerとaguseを使いました。
このサイトはサーバやプログラミング言語など、何の技術が使われてか調べることができます。
調べた結果
WebサーバはAWS
サーバはAWS(アマゾンウェブサービス)です。
CloudFrontを使っているようです。
プログラミング言語はPHP7
プログラミング言語はPHPで、バージョンは7.1.20です。
フレームワークはFuelPHP
これは独自調査ですが、フレームワークはFuelPHPを使っているようです。
ためしにFuelPHPには「web.config」というファイルがあるのですが、URLを叩いてみると出てきたので、FuelPHPが使われているのが確定です。
WordPressも使われている
プレスリリースのページ(プレスリリース)はWordPressが使われていました。
設計はかなり複雑
上記でFuelPHPとWordPressが使われていると書きましたが、URLを見ていると「.html」の静的ページもたくさんあります。
静的ファイルや、FuelPHPで作られてる部分、WordPressもあるので、かなり複雑な構造になっています。
おそらく、プログラマーやWebデザイナーが設計面を考えずに作ってしまった結果なのでしょう。
運用時に修正するときはファイルが、いろいろなディレクトリにあって面倒な作りになっているのが想像できます。
まとめ
インフラ | AWS |
---|---|
ミドルウェア | Apache |
プログラミング言語 | PHP 7.1.20 |
フレームワーク | FuelPHP |
その他 | WordPress 4.1 jQuery 1.11.1 |
その他
その他、見ていて気になった点です。
スマートフォンは別URL
スマートフォン用ページは「/sp/」以下にあり、PCとスマートフォンではURLが統一されてません。
また、スマートフォンからアクセスした時にスマートフォン用のURLに転送させるのはJavaScriptで行っているようです。
ただ、そのJavaScriptはフッターにあるので、一度PC用のページが表示されてから転送されるので、パフォーマンスはとても悪いと思います。
あと、スマートフォン用ページをPCでみると、PC用のページには転送されません。
別にレスポンシブにすべきというわけではなく、サーバーサイドで振り分けをすべきかなと思います。
CSSスプライトを使っている
各クラブのエンブレムの画像がCSSスプライトになってました。
こんな感じで1つの画像になってました。
サーバへのリクエスト数が減るので、これは良いと思います。
コメントアウトが面白い
ソースコードを眺めていたら、コメントアウトが面白かったです。
「一緒に公開してね!!」「コレを忘れてた!!」、「ばっちり読み込み成功!」など、面白い方が書いてるんでしょうね。
どんな会社が作っているの?
Jリーグ公式サイト制作・運営を行っているのは、
株式会社インターナショナルスポーツマーケティングという会社です。
通称ISM(イズム)と呼ぶらしいです。
制作事例にJリーグ公式サイトが載っています。
採用情報も見てみるとアルバイトですが、Jリーグ公式サイトのスタッフの募集してるようです。